カーシェアリングはレンタカーよりも楽で安いってホント？

カーシェアリングは都心部を中心として広まりつつあるサービスですが、車を借りて使うということであればレンタカーというサービスもあります。
実際この二つの事業は比較されることも多いですし、どちらにもメリットデメリットがあるため一概に「こちらの方が優れている」とは断言できません。

ただ車を借りる際の小回りということで言えば、圧倒的に勝っているのはカーシェアリングの方と言って良いでしょう。

「カーシェアリングの方が安い」って本当？

まずは多くの利用者が真っ先に気にする値段についてですが、これはよくカーシェアリングの方が安いと言われています。
これについてはある程度正しいと言って良いでしょう。

特に短時間の利用、例えばちょっとした買い物のために数キロ走る程度であればカーシェアリングの方が安いことが多いです。

一般的なレンタカーだと借りる際のプランとしても数時間単位のことが多いですし、一応地域密着型業者であれば1時間以下のパックを用意していることもあるとはいえ、レンタカーは基本的にガソリン代を借りた側が負担することになります。

その点においてカーシェアリングではガソリン代を業者側が負担してくれるうえ、ステーションを上手く利用すればかなり価格も抑えられるためにレンタカーよりも安いと言えるでしょう。

長距離を走る場合は逆転することもある

ただ、少々注意が必要なのは走行距離についてです。
レンタカーの場合はガソリンさえ入れて返せば何キロ走ろうと関係ないのですが、カーシェアリングの場合は1kmあたり15円前後の距離料金が発生してしまいます。

旅行で300kmを走るなどになると4,000～5,000円も上乗せされてしまう上、長時間パックだとレンタカーと大差の無い価格を設定している業者もありますから、長距離走行の予定があるのならば両者を比較したうえで賢く選びたいところです。

大切なのは使い分けること

両者はよく混同される存在ではありますが、実際には細かなところでさまざまな違いがあるものです。

例えばカーシェアリングは、ステーションにある車を契約者が自由に使うために乗ろうと思っていた車種が無いこともありますし、スタッフが常駐していないため疑問があった時は電話で聞かなくてはならないなどの短所もあります。

逆にレンタカーは短距離・短時間だと割高になってしまう上、ガソリン代などの経費がかかるという短所があるでしょう。
どちらも一長一短ありますから、「こっちが良い」と決め付けるのではなくケースバイケースで柔軟に判断して下さい。