カーシェアリングはビジネスシーンでも大活躍

カーシェアリングは個人で利用するものというイメージが付いていることは少なくありませんが、実際にはこの車を借りることが出来るサービスは、個人だけではなく事業者が利用しても十分役立つものなのです。

最近ではビジネスシーンにおけるカーシェアリングの活躍も目覚ましいものになっており、特に都心部の事業者にとっては極めて魅力的な存在となっています。
ではどうしてビジネスシーンでも活躍出来るのかというと、そこにはいくつかの理由があるのです。

カーシェアリングで固定経費が削減出来る

まず第一に大きなポイントとなるのは「カーシェアリングによって固定経費が削減出来る」ということです。

これまで事業者が車を使う必要がある場合には、その会社で車を買う必要がありました。
もちろん今でも毎日全員が車を使わなくては仕事にならないような事業や、機械修理サービスなどのために工具を常に積んでおく必要がある事業では事業所が車を買うのが普通です。

しかしそうした必要性が必ずしも生じない事業などの場合、車を買うことによる固定経費の増大は大きな問題です。
毎日必ず使うとは限らないものだと事業所で買うのはなるべく避けたいでしょうし、実際そのために社員に車を持ち込んでもらっている事業者もかなりあります。

しかし事業者が法人プランなどでカーシェアリングと契約しておくと、自社で買わずとも必要に応じて車が利用出来るわけですから大きな固定経費削減効果が期待出来るわけです。

車種の切替が出来るのもビジネスシーンでは大きなポイント

またカーシェアリングの特徴である「いくつかの車種から一つを選んで利用出来る」というのはビジネスシーンでも大きなポイントです。

単なる営業であればコンパクトカーを借りれば良いですし、客先へ荷物を運ばなくてはならない、社員を移動して業務に当たらなくてはならないなどのことであればミニバンを借りるという選択肢もあります。

また特別なお客様を迎えに行く際には豪華なプレミアムカーを借りるなんてことも出来ますから、使い方次第で業績を伸ばすことにもつながってくれる可能性があるのです。

ビジネス用途に注力し始めたカーシェアリング

こうした特徴があるため、最近では業界でも大手の事業者を中心として法人向けプランの拡充を目指す動きがかなり強くなっています。
法人だと利用時の料金が割安になる、所属する社員が利用する場合も割安にするといったプランがあるため、使い方によっては福利厚生の一環にもなるでしょう。

新しいサービスにいち早く気づいて必要かどうか判断するのはビジネスシーンにおける必須事項ですから、今後の社会を考えると、個人よりもむしろ事業者の方が積極的にカーシェアリングを利用する可能性すらあるわけです。