パーク24とは？タイムズ24の時間貸し駐車場とカーシェアリング

今では当たり前のようにあちこちで見かけるコインパーキングですが、時間貸駐車場として急成長させたのがタイムズ24でお馴染みのパーク24という会社です。

また、パーク24は、タイムズ24を中心拠点としたカーシェアリングビジネスにも参入し、圧倒的なシェアを握りました。

これに加えて、レンタカー会社も吸収合併により傘下に収め、コインパーキング、カーシェアリング、レンタカーという著しい相乗効果を上げるビジネスモデルを確立しました。

時間貸駐車場の特徴

土地活用において、アパート・マンションなどの賃貸経営の場合には、収益性を求める場合には適していますが、土地の広さや形状の柔軟性という部分に問題があり、何より莫大な初期費用と維持費用がかかるという問題があります。戸建ての賃貸経営の場合も同様です。

ここに目を付けたのがパーク24です。賃貸経営の最大の障害となる広さや形状という問題を解決し、空き地を預けるだけで、毎月定額の賃料が支払われるというシステムを作り上げました。

つまり、土地所有者は土地を預けるだけでよく、駐車場の運営や管理はすべてタイムズ24が行い、毎月定額の賃料がタイムズ24から土地所有者に支払われるのです。このシステムが大人気となり、タイムズ24は急成長を遂げることになります。

タイムズ24にステーションを設置

駐車場経営の問題点とされていたのは、賃貸経営と比較した場合に収益性が弱いということでした。この問題点についても、パーク24は、時間貸しという概念で収益性を上げることに成功します。

さらに、これに加えて登場したのがカーシェアリングビジネスです。時間貸駐車場を至る所に展開したタイムズ24にとっては、相乗効果を上げるべきもってこいのビジネスとなりました。

すなわち、タイムズ24の駐車場にカーシェアリングの車両を置くことで、一挙両得のビジネスモデルを完成させました。これにより、カーシェアリング業界においても、断トツのシェアを獲得することになったのです。

中堅レンタカー会社の買収

さらに、これに加えて、中堅のレンタカー会社を買収しグループ傘下にいれました。これは、カーシェアリングの利用者のほとんどが、買い物や送り迎えなどのちょっとしたことでの短時間利用がメインであり、旅行などの際にはレンタカーを利用するという傾向がみられたからです。

つまり、タイムズカープラスとタイムズレンタカーを使い分けてもらえることで、有利な価格システムや顧客の利便性を提供できるようになりました。