カーシェアリングとレンタカー 何が違うの？

近年、カーシェアリングが普及してきています。車をお金を払って必要な時に借りることができますが、従来からあるレンタカーとの違いは何なのでしょうか。

ここでは、カーシェアリングとレンタカーの違いについて説明します。

ターゲット層の違い

まず、大きく違うところは、ターゲットとしている利用者層です。
車を持っていない人や車を借りたい人がターゲットなのは、どちらも同じなのですが、レンタカーが長距離の移動や旅行等の、半日から数日の利用者をターゲットにしているのに対し、カーシェアリングは、近距離の移動や短時間での利用者をターゲットにしています。

このターゲットの違いが顕著になるものに、料金体系があります。
レンタカーでは、もっとも短い時間単位でも数時間単位からの貸出となります。

一般的に半日単位や１日単位での貸出が多く、料金体系もそれを基に決定されていきます。これに対してカーシェアリングでは、１０分単位で貸出されるものが多いといえます。また、レンタカーの場合、借りている時間内で消費したガソリンは利用者が料金とは別に支払うのが一般的ですが、カーシェアリングの場合、近距離や短時間利用なら、ほとんどガソリンを消費しません。

それなのに毎回満タンにして返そうとしてもほとんど給油ができない場合もあります。この様な場合に備えて、料金の中にガソリン代が加味されていることが多いです。

短時間ならカーシェアリングがお得

ここまでの違いを見てみると、なんだかカーシェアリングの方がレンタカーより安そうというイメージが生まれてきそうですが、必ずしもそういう訳ではありません。簡単に言ってしまうと、短い時間の利用ならカーシェアリングの方が安く利用することができ、長い時間の利用ならレンタカーの方が安く利用することができます。

これは、先程、各々がターゲットとしている利用者層について説明しましたが、そのターゲットの範疇にない利用をしてしまうと、かえって高くつくというものです。

例えば、１０分だけ車を利用するのに、半日単位で貸し出されるレンタカーを借りた場合や１０分２００円のカーシェアリングを２日間利用した場合の料金を考えると明らかです。

まとめ

様々な利用者のニーズに応えられる様に、各社が様々なサービスを考えて提供しています。
利用する我々にとっては、各々の違いをしっかり把握した上で、自分のニーズに合ったサービスを選択することができれば、そのサービスの恩恵を受けることができるのではないでしょうか。