合理性はどれぐらい？短時間自動車を使えるカーシェアリング

カーシェアリングを利用すると、便利で経済的であると言われるようになりました。
実際の問題としてこの主張には合理性はどの程度あるのでしょうか。

実際にかかる費用や社会的影響も考慮してみると、利用する価値があるかどうかを判断できるようになります。

カーライフにかかる費用と手間

カーライフを送る上でスタンダードなのはマイカーを保有する方法です。カーシェアリングの合理性を考える上ではマイカーの保有にかかる費用と手間を考慮しなければなりません。
購入に数百万円、自動車税で毎年数万円、車検のために数万円が毎回かかります。

それに対してカーシェアリングでは、入会に際して高くても数千円、月額費用が数千円であり、年間を通しても一万円少々となります。
これに加えて、選んだ車種と利用した時間と距離に応じた費用がかかるのが基本です。

ただし、車のメンテナンスの手間や費用、ガソリン代、保険料はこの中に含まれているため、これ以外に余計な負担はありません。
こういった違いをまずは理解して合理性を考えましょう。

乗る時間と距離次第で経済効果が高い

このような違いを考えると、短時間で短距離しか乗らない場合には経済効果について十分な合理性があるのがカーシェアリングであると言えます。
普段から毎日何時間も通勤で乗っている人の場合にはマイカーの方が合理的でしょう。

しかし、毎週買い物に出かけるだけだったり、毎日近くの駅まで送り迎えをするだけだったりすると短時間で短距離の利用になります。
この場合にはカーシェアリングを利用した方が経済的にメリットが生まれるはずです。

日常的には短時間しか使用しないという人の場合には、経済効果でカーシェアリングに軍配があがります。
どの程度だけ車に乗るのかということを吟味することが、マイカーと比較して選ぶ合理性を考える上では重要になるのです。

社会的貢献もできる合理性

カーシェアリングを利用すると社会的貢献ができるという点からも合理性があると言えます。

実際に走行している車の台数を減らすことになるため、交通渋滞の緩和が期待されるのが一つです。また、走行台数が減れば排気ガスによる環境汚染も緩和されることになります。
車の生産台数を減らし、廃棄台数も減らせる点も、資源の節約やゴミの削減に貢献できる点となるでしょう。

短時間しか利用しない人が複数人で共有するというシステムがであるカーシェアリングには、このような形で社会にも貢献できると知っておくと良いでしょう。