カーシェアリング、長距離の場合レンタカーと比較でどっちがお得？

一口に車で移動すると言ってもそのパターンはいくつか有り、例えば徒歩数分のコンビニにいくにしても車を使うことはできますし、半日かけて移動する遠方への旅行でも車は使えます。
マイカーであればどう使おうとも自由ですが、少々考えなくてはならないのは車を借りるレンタカーやカーシェアリングの場合です。

こうしたサービスは使用する時間・距離によって費用負担が変わりますから、利用前にしっかりと考える必要が有ります。

カーシェアリングは長距離移動に向いている？

さて、ではカーシェアリングは長距離移動に向いているのかどうかについてですが、これについては距離よりも時間で考えた方が良いでしょう。

一般的なカーシェアリングは、移動距離ではなく利用時間で料金が変わるようになっており、大きな違いになるのは6時間以上です。
6時間以上となると長時間パック料金で借りることになりますが、そこではガソリン代が業者側の負担にならなくなることがあります。

24時間以上、つまり一泊二日の旅行レベルの長距離移動になると、1キロあたり10〜20円程度の距離料金が発生するため負担がかなり重くなってきます。

例えばある大手業者は24時間パックで8,230円、1キロあたりの距離料金が16円と設定されているのですが、これで100キロを走行すると8,230円＋16,000円で24,230円となります。
こうなるとかなり費用が高くつきますから、カーシェアリングを利用するメリットが無くなってしまうのです。

レンタカーの場合はどうなのか

ではレンタカーの場合はどうかと言うと、これはカーシェアリングに比べれば長距離の使用に向いています。

レンタカーは乗り捨てとして事前に設定した営業所に車を渡すことができますから、旅行などでどこかに移動した際に一旦車を返してしまってから、次に車を使う時にはまた借りるというようにすることも出来るでしょう。

ガソリン代を負担しなくてはならないとは言え、長時間の利用の場合、カーシェアリングの距離料金よりもレンタカーのガソリン代の方が安くなることが多いです。
仮に、距離料金が1キロ16円で車が1リッターで10キロ走るとすると、ガソリン代は1リットル160円となり、原油高の時期に比べればトントンかそれ以下です。

原油高の時期にはレンタカーの方が高く付く可能性はあるとは言え、現状では長距離の移動はレンタカーと考えて良いでしょう。

長距離と短距離で使い分けるのが賢い使い方

このように、二つのサービスは利用する距離・時間で負担が大きくことなります。
そのため「こっちが良い」と決めつけるのではなく、状況に合わせて柔軟に使い分けるのが賢い使い方だと言えます。

新しいサービスということでカーシェアリングをひいきしたくなる気持ちもあるでしょうが、賢く使い分けてこそその価値を引き出せると考えて、状況に合わせて上手く使い分けましょう。