カーシェアリングで旅行はおすすめか？レンタカーとどちらが良い？

自動車を使うタイミングはさまざまにあるものの、「使えたら良いのに」と考えるタイミングとして最も大きいのは旅行でしょう。
近場での日帰り旅行ならばまだしも、飛行機などを使って移動しなくてはならない遠方となるとマイカーを持ち込むのはあまり現実的では有りません。

そうした際に利用できるのがレンタカーやカーシェアリングといったサービスなのですが、ではこうしたサービスの使い分けとしてはどうすれば良いのでしょうか。

旅行先への移動のために使うならレンタカーがおすすめ

まずポイントになるのは、「車を何に使うか」ということです。
旅行といってもパターンはいくつか有り、もし自宅などから移動のために車を使うのであればレンタカーの方が良いです。

カーシェアリングは無人のステーションで車を管理するという性質上、本来のステーション以外に車を返すことができません。

最初から移動のために使うとなると、出かけた先でもコインパーキングにずっと駐車しておかなくてはならず、かなりの費用がかかってしまいます。
そのため、異動先の営業所に車を返せばそれで良いレンタカーの方が向いているのです。

出かけた先での移動ならカーシェアリングで十分

しかし出かけた先での移動、例えば主要駅から少し離れた動物園に行くなどの場合であればカーシェアリングで十分です。

カーシェアリングは15分単位での貸し出しの他、6時間などの長時間パックが用意されていることが多いです。
そうしたプランを利用すれば日中の観光にはある程度対応できますし、6時間かけて観光地を回った後は一旦ホテルなどの拠点に戻って近場を回る、というように計算した日程を作れば何の問題もなく楽しめます。

レンタカーよりも短時間のコストでは有利なだけに、こうした使い分けを意識してみましょう。

今後は状況が変わるかもしれない

ただ、今後のことを考えると、カーシェアリングの欠点である「乗り捨てができない」ことなどは改善されて行く可能性が有ります。

現状では、過去に乗り捨てを実現した業者が失敗したこともあって、各業者が乗り気ではないのですが、長い目で見てカーシェアリングのユーザーが増えてきたのであれば、新たな使い方として乗り捨てへの対応が選ばれる可能性は十分あるのです。

もちろん、多くの事業者がそうした使い方に対応する保証は有りませんし、今日明日に業界が大きく変わることはないでしょう。
ただ、今後しばらくすると状況が変わる可能性は有りますから、カーシェアリングユーザーとしては期待して待ちたいところです。