一泊旅行に行くならカーシェアリング？レンタカー？

最近急速に会員登録者数を伸ばしているカーシェアリング。
カーシェアリングとは、会員同士で指定された車を共同で使用するシステムです。

ヨーロッパ発祥のこのシステムは、環境にも優しく、車の維持費などが掛からないので、日本でも人気が出てきています。その利用方法も簡単で、ウェブでの会員登録をするとメンバーズカードが届くので、それを使って指定車両を利用します。

予約も全てウェブで済ませられ、１５分単位での利用が可能になっています。
空きがあれば、数分前の予約も可能なので、その手軽さから利用者も増えています。

カーシェアリングとレンタカーの料金設定の違い

同じ「車を借りる」というシステムではレンタカーがあります。
カーシェアリングとレンタカーでは、料金設定が大きく異なります。

まず、カーシェアリングは１５分２００円といった、短時間での料金設定です。
登録時に初期費用で１,０００円程度かかり、それに月額使用料が毎月かかります。
この月額使用料はプランによって金額が異なります。
ガソリン代や保険料は全て使用料に含まれているので、かかりません。

これに対して、レンタカーは最短6時間からと、長時間での料金設定です。
登録は基本無料です。初期費用や月額使用料もかかりません。

ガソリンは返却時に満タンにしなければならないので、利用者負担となります。
保険も借りる時に保険料を納めるシステムの会社が多いです。

利用時間を考える

このように、カーシェアリングとレンタカーでは料金設定が大きく異なります。
よりお得に利用するためには、利用時間を考える必要があります。

近場での買い物程度の短時間利用であれば、カーシェアリングがお得です。
むしろ、短時間利用の場合、レンタカーは利用できない、または６時間契約となるため、割高になってしまいます。

逆に、一泊旅行のように長時間利用する場合は、レンタカーの方がお得になる場合が多いです。多くのレンタカー会社では、一泊パックや丸２日利用可能なプランをよりお得になるように、用意しています。
返却時間も細かい指定がないので、時間を気にせず利用することができます。

カーシェアリングでは、時間貸しのため、返却時間が決まっています。
時間を気にしながらの一泊旅行になってしまう可能性があります。

結果的にお得なのはどっち

このように、カーシェアリングとレンタカーには、それぞれに長所と短所があります。

一泊旅行の場合、よりのんびりと旅行を楽しむためにレンタカーを利用した方がお得になる可能性が高いでしょう。