カーシェアリングでも乗り捨てができる？レンタカー感覚で利用も

レンタカーなどをレンタル場合、乗り捨てが可能です。例えば、東京から大阪までレンタカーで横断する場合、東京で車をレンタルし、それを大阪で返すというのを乗り捨てと言います。

これが可能なのは、チェーン店ぐらいなもので、全国でこうしたやり取りが行われるからこそできるのです。

カーシェアリングでもこうした乗り捨てができるのかどうか、確かめておく必要があり、レンタカー感覚で利用した場合、後で大変なことになることもあるため、確認が必要です。

カーシェアリングは原則乗り捨て不可

カーシェアリングで車をレンタルする際、乗り捨てという行為は原則としてはできません。そのため、最初にカーシェアリングをした場所に返すというのが正しい使い方となります。

遠隔地などに持って行かれた場合、それを返す手間や人件費の問題などもあり、そうしたものを極力排除するカーシェアリングのシステムから逸脱してしまいます。

ただ、全くできないというわけでがなく、業者によってはそれができることもあります。あくまで一部の業者だけが行っており、大手の業者ですら行っていない場合があります。

場所を限定して乗り捨てができるケース

2016年時点で関西国際空港と伊丹空港の間でカーシェアリングであったとしても車を置いていってもいいというサービスが展開されています。

伊丹空港は国内線有数の空港であり、市街地の近くに存在しますが、関西国際空港は若干離れた場所にあるため、2つの空港までには若干の距離、時間がかかり、タクシーを使おうとすればかなりの費用がかかります。

カーシェアリングであれば数千円で事足りるため、お得に利用することができます。このように場所を限定して解禁されたところがあるものの、限定的というのが現状です。

車両回収費用に要注意

借りた場所に返せないということは、故意かどうかに限らず残念ながら存在します。その際に注意したいのが、車両回収費用など実費の請求です。

故意の場合には、保管料と移動費用、定位置に戻すまでの延長料金が請求されることになり、数万円以上の負担となります。

雪などで戻せない場合でも3万円かかることから故意の場合にはその数倍を覚悟する必要があります。レンタカー感覚で借りる場合、下手をすればこのようなことになりかねないため、借りた場所に戻すことができるかどうか、その予定でカーシェアリングを利用するのかどうかをしっかり確かめたうえで利用するようにしましょう。