カーシェアリングでは車内の調整と時間の使い方に注意

好きなタイミングでクルマを運転できるカーシェアリングですが、それは「好き勝手に使っていい」という事ではありません。所有せずに借りて乗る以上、注意すべきポイントや守らなくてはいけないマナーがあります。

自分も含めた利用者全員が、快適にカーシェアリングするために必要なことを確認しましょう。

運転する前に車内の調整を

カーシェアリングはマイカーと違って、不特定多数の人が運転します。
その体格もさまざま。背の高さによって最適なシート位置、ミラー角度が違ってきます。

発進してからアクセル・ブレーキの踏みにくさや、ミラーで後方確認できない事に気づくのはとても危険。保険があるとはいえ大きな事故でケガをしたり、させたりするのは避けたいものです。

自分に合った運転姿勢が取れるよう、面倒くさがらずシートやミラーの調整をしましょう。

また車内の設備が破損しているのを見つけた時は、すみやかに管理会社へ連絡を。

運転に支障のない細かい箇所であっても、それをおすすめします。連絡を怠って次の人がそれを発見した場合、自分の責任にされかねません。

割高にならないための時間の使い方

「多くの人が少しずつ乗る」という考えで生まれたカーシェアリング。「特定の人が長時間乗る」使い方には、あまり向いていません。

使用が２４時間を越えるなど長くなる場合、レンタカーより料金が割高になる事もあります。そして予定外の延滞は、追加料金と同時に次に乗る人へ迷惑がかかるおそれもあるので特に注意。

使い方として近所で用事を済ませ、時間を空けてまたクルマを使うような日は、借りっぱなしにせず一旦返却するのも費用を抑えるコツです。

また、返却手続きは確実に完了させましょう。手続きの漏れた時間が利用分としてカウントされ、余計な請求が発生してしまう可能性があります。

次に使う人のため車内はきれいに！

カーシェアリングは車内禁煙が一般的ですが、合わせてゴミを残さないよう気を配りましょう。ガムや食べかすなど残して返却すると次に使う人が不快になるばかりか、管理会社へクレームが行きかねません。

またガソリンが空に近い状態なら、補給してから返す姿勢も大切です。
マイカーなどと違いガソリン代も利用単価に含まれている所が多いため、そこで自己負担の心配はありません。

自分がクルマに乗り込んでイライラする事を、他の人に対してやらない気持ちが大切。
マナー違反が続くと、会員登録を解除されてしまう場合もあるので注意したいところ。

次に乗る人の事も考えて、快適なカーシェアリングを楽しみましょう。