カーシェアリングのメンテナンスは大丈夫？

カーシェアリングでは、自分が管理している車を使うわけではないということでメンテナンスに疑問を持つ人もいます。
特に利用をしたことがある人の中には、車の中が汚れていた、ゴミが放置されていた、といったことでしっかり手入れされていないのではと不安を感じた人もいるでしょう。

ですがカーシェアリング全体を見てみると、メンテナンスについてはほぼ心配はいらないと言って差し支えありません。
ではどうしてそう言えるのか、このポイントについてここで見ていきましょう。

カーシェアリングの車のメンテナンスは基本的に問題ない

まずメンテナンスが問題ないと言える根拠についてですが、これは万が一整備不良で事故が起きた場合の賠償金が大変なことになるからというシンプルな理由です。

これはレンタカー業界でもおおよそ同じなのですが、車を貸すということは同時に契約者の命を預かるということです。
もし貸し出されている車でブレーキが故障して、乗っていた人が全員死亡したなどの大事故になれば、それこそその業者は数千万円などの多額な賠償金を支払うことになるでしょう。

さらに信用の失墜が発生すれば事業自体の継続が難しくなることもあり得ますから、そうした損を防ぐために手入れはしっかり行っているのです。

車が汚れていた理由とは

さて、しかし利用する時に車が汚れていたなどのことになると、やはり不安を感じてしまう人も多いでしょう。
ただこれについては「自動車の確認は毎日行っているわけではない」というのが理由になります。

カーシェアリング業者は常に大量の車を貸し出しに使っており、その全てを毎日目視で確認するというのは現実的ではありません。
そのため利用者に対して規約という形で「ゴミは持ち帰ってください」といったことを伝えていますし、汚れていれば専用のカードを使って洗車してほしいということも伝えているのですが、中にはマナーの悪い人もいてそうしたことをしてくれないわけです。

ただこれはあくまでも利用者側の問題であり、車の安全性というところについては問題ないと見て良いでしょう。

気になるのなら事前にオプションの保険に加入するのもあり

もしどうしても安全性が気になるということであれば、事前にオプションの保険に加入することも検討できます。
これはカーシェアリング業者によっても扱いが異なりますが、おおよその業者は追加の支払いをすることで保険の内容を手厚くすることができるのです。

走行中に起きた事故での契約者の負担をほぼゼロにする、故障した時の修理費やレッカー費を業者側が負担するといった内容が主ですが、こうしたプランに加入しておけばより安心して車を使えます。

もちろん多少のコスト増加はありますし、加入していなくとも事故発生時の補償は受けられます。
それでも「カーシェアリングを利用したい、でも今一つ安心できない」といった人は加入を検討することをおすすめします。