タイムズ カー プラス利用に関する疑問～洗車はどうすればいい？

カーシェアリングサービスの問題として、いかにコストをかけずに給油と洗車をするかという問題があります。1台の車を複数の利用者がシェアするという形ですので、誰かがやらないといけないわけです。もちろん、定期的に業者のほうでも行われますが、この方法だけではコストが大きくかさむこととなります。

レンタカーを洗車した人は誰もいない

これは、著名な米国の経済学者の言葉ですが、要するにマイカーではないので所有物という意識がなく、メンテナンスしようという気持ちを誰も持たないという意味です。

きれい好きの日本人の場合は少し違うような気もしますが、いずれにせよ、カーシェアリングサービスの場合にも同様のことが起こりえます。そこで考えられたシステムが、給油や洗車をすると割引になるというサービスです。

タイムズ カー プラスの割引サービス

タイムズ カー プラスの場合には、首都圏などにステーションが密集していることも多く、スタッフが定期的に給油や洗車をしやすい体制にはなっています。

しかし、さらにその上のサービス向上を目的として、20リットル以上の給油や水洗い洗車をした場合には、利用者に15分の割引サービスが提供されます。

給油の場合にはカード利用となりますので、自動的に割引サービスが提供されますが、洗車の場合には、一定時間内に電話連絡をする必要があるので注意が必要です。

時間かけて車を洗ったのに電話連絡は忘れ、しかも時間的に15分以上かかったりすると、割引どころかただのボランティアになってしまいます。

シェア型サービスのメリットを活かす

レンタカーの場合には、いつ利用しても既に業者のほうで清掃整備がされていますので、きれいな車に気持ちよく乗ることができます。

しかしながら、カーシェアリングサービスの場合には、必ずしもそういう状況で利用できるわけではありません。数は少ないですが、中にはマナーの悪い人も利用しているのです。

日本におけるシェア型サービスというのは、まだ始まったばかりですが、このビジネスがうまく運営されるためには、シェアする人たちがお互いに気持ちよく利用できるように心がけることが重要です。

この点で、タイムズ カー プラスの割引サービスというのは、非常にうまいシステムだと思われますし、利用者にとってはそれほどメリットがあるわけでもありませんが、どうせなら次の利用者に気持ちよく利用してもらおうという気持ちが起こりやすいシステムだといえます。