「カーシェアリング」で地球の環境をまもろう

契約者がステーションにある車を自由に利用出来るカーシェアリングのサービスは、普段の生活を便利にするサービスとして世界的に利用されるようになっています。
しかしカーシェアリングの価値はそうした契約者だけが享受出来るものではなく、その地域全体、引いては地球全体に良い影響を与えるものなのです。

ではどうしてそう言えるのか、ここではカーシェアリングが持つ良い効果に着目してみましょう。

環境保護に繋がるカーシェアリング

ではどうしてこのサービスが地域全体、地球全体に良い影響を与えるのかというと、これは環境保護が理由です。

現代の世界ではさまざまな技術の進歩によって便利な生活が実現されるようになりましたが、それと同時に環境破壊も広がりました。
特に人の移動や物流において利用される自動車が与える環境への影響は極めて大きく、自動車を広く活用する先進諸国では自動車が与える環境への影響への対応が急務になっています。

そのため日本では排ガス規制などが進められてきたわけですが、カーシェアリングは利用される車の全体数を減らす効果があります。
イメージしやすい例でいえば、徒歩10分の位置にあるお店に移動するケースが挙げられます。

もしマイカーがあれば車で移動するでしょうが、カーシェアリングの場合は短距離であれば歩いた方が節約になりますから車を利用する機会は減ります。
仮に、全体の1％でも車が利用される機会が減れば排ガスの量も1％減るわけですから、地球の環境を守る効果は確かにあると考えられるのです。

公共交通機関と共同することでさらに地球の環境が守れるようになる

さらに大きいのはカーシェアリングの性質上、車を利用するためにステーションにいかなくてはならないという点です。

ステーションは無制限に配置されているわけではなく、各業者がお金を払って設置して行くものですから、基本的に数は限られており、交通の利便性に優れた地域に集中しています。

これは、ステーションに行くために公共交通機関を使わなくてはならないということになりますから、この点でも車の使用量を減らす効果があるのです。

エコカーの利用が増えるのも注目ポイント

また注目したいのは、カーシェアリング業者にとってガソリンの消費量が多い車は好ましく無いということです。
ガソリン代は基本的に事業者側が負担しますから、燃費が良い車の方が事業者は得をします。

それならば車の導入に際しても燃費の良いエコカーが選ばれることになりますから、やはり地球環境には良い効果があるのです。

最近では燃費を度外視したスポーツカーを導入する事業者も増えていますが、全体の割合からみればエコカーの方が強いのは業界全体の傾向です。
よってエコカーが増えるというのもやはり、このサービスがもたらす良い効果の注目ポイントと言えるでしょう。