学割の効くカーシェアリングサービスは？月額基本料はどうなる？

運転免許証は18歳で取得できますが、安定した収入のない学生がマイカーを所有するというのは資金的にはまず無理です。
また、レンタカーを借りるにしても、そうたびたび借りることはできません。

しかし、低コストのカーシェアリングの場合には話が違ってきます。
学生でも気軽に利用できる料金体系であるうえに、何と学割サービスも各社から提供されているのです。

カーシェアリングの学割サービスとは

通常、カーシェアリングを利用するには月額の基本料金がかかります。金額は各社ごとに異なりますが、980円から2,000円というところです。

この基本料金は「無料利用分」となっており、基本料金分までの利用については無料となります。
従って、ある程度利用するユーザーにとっては、現実的には月額基本料金は無料となるのですが、当然、利用しなかった場合には基本料金は損することになります。

学生などのように、稀にしか利用しない場合には敷居の高い料金体系でした。
そこで登場したのが学割サービスです。一定期間は月額の基本料金が無料となりますので、学生でも非常に利用しやすいサービスとなりました。

各社のサービス内容について

大手3社の場合、学割サービスの内容は少し異なります。最大手のタイムズカープラスの場合、通常1,030円の月額基本料金が4年間無料となります。
契約には、学生証と自分名義のクレジットカードが必要です。

業界2位のオリックスカーシェアでは、通常2000円の月額基本料金が5年間無料となります。
契約には、学生証、運転免許証、自分名義のクレジットカードが必要で、未成年者の場合には保護者の同意が必要となります。

さらに三井のリパークから利用できるカレコの場合には、通常980円の月額基本料金が4年間無料、入会金も無料となります。
契約には、学生証、運転免許証、自分名義のクレジットカードが必要となります。

なぜ基本料金が無料になるのか

このように非常に有利な学割サービスですが、何故、このような太っ腹なサービスがさほど利益が見込めない学生に提供されるのでしょうか。

もちろん、カーシェアリング各社の戦略となるわけですが、まず、月額基本料金とはいっても、ほとんどの会員が無料利用分として使い切りますので、実質的には通常会員の場合も無料となっているということがあります。

また、学生の場合には18歳で免許が取れますので、このカーシェアリングビジネス利用者の入り口部分となるわけです。
つまり、最初に好条件で囲い込んで、社会人になって収入が増えたらどんどん利用してくださいということです。