カーシェアリングとレンタカーの違いとは

カーシェアリングとは、もともとは欧米が発祥であり、環境負荷軽減のため枠組みが作られました。

例えばスイスでは、利用者の対人口比が１．５％近くあり、日常生活に身近なものとして根付いています。

カーシェアリングの仕組み

現在の日本で一般的なシステムは、まずパソコンやスマートフォンでカーシェアリング会社に会員登録し入会します。
このとき、初期費用として１０００円程度の料金がかかります。

会員登録が承認されると、自宅にICカードが送付されます。
車を使いたい時にはパソコンやスマートフォンで予約をし、自宅に届けられたICカードを車に備え付けられている機械にタッチすることでロックが解除され、ダッシュボードの中に保管されている車のキーで車を使うことができます。

カーシェアリングとレンタカーの違い

カーシェアリングとレンタカーの違いですが、カーシェアリングの場合には１５分単位で料金が発生するのが一般的であり、相場は１５分間で２００円程度です。
一方、レンタカーでは半日６時間程度からが一般的であり、利用料金は３０００円程度からとなっています。

また、カーシェアリングでは実際に車を使用した際の従量制の料金が発生するほかに、月額基本料金がかかります。
なかには月額利用料金が発生しない料金体系の会社も存在しますが、そのような会社は従量制料金が高くされていることが多いです。
一方、レンタカーの場合は、会員登録を行っても月額基本料金は発生しません。

カーシェアリングの場合、ガソリン代を支払う必要がないのも大きな違いです。
利用料金に保険料とガソリン代が含まれているため、車に備え付けられているカードで所定のガソリンスタンドで給油をすることとなります。
一方、レンタカーの場合は、利用料金に加えてガソリン満タンの状態で返却しなければなりません。

そして、カーシェアリングの場合は使いたいと思ったその時に車が開いていれば、即座に予約をして手元にあるICカードで車を使用することができるため、事前の予約が必要なレンタカーに比べて好きな時に自由に車を使える可能性が高いといえます。

どちらがおすすめ？

最後に両者のメリットの違いですが、一か月に多くの回数、短時間の車を使う方には、カーシェアリングがお得です。
例えば、遠出はたまにしかしないけれど、日常の買い物や通院などで近くまで車でいく頻度の高い方におすすめです。

一方、レンタカーの場合は利用する頻度が低く、かつ一度に乗る距離が長い方、例えば都心に住んでいて普段は地下鉄やバスで移動するけれど、たまに行くレジャーでは車で移動したいような方におすすめです。