カーシェアリングで土地活用するメリット

カーシェアリングに関する話は、利用者の目線に立ったものがほとんどです。
利用した時の感想や困ったところ、活用の方法といった情報はよくやり取りされていますが、それは全て利用する側の話です。

カーシェアリングは利用者だけで成立しているものでは無く、そこでは必ず提供する側が存在しています。
そしてこの提供する側に立つということも、人によっては極めて重要なポイントになるのです。

カーシェアリングで土地を活用できる

提供する側の立場からカーシェアリングを見るとはどういうことかというと、これは特に「土地を持っている人」にとって重要な話です。
土地は不動産の一種であるものの、持っているだけで利益を生むということはありません。
もちろんマンションなどの賃貸物件でも、ただ持っているだけでは意味が無いのですが、そうした賃貸物件を持つ人は基本的に賃貸経営によって活用をしていることでしょう。

そのことを考えると、土地の場合はそのままでは誰も利用せず、何も生み出さないといって良いのです。
そしてこの土地の活用法としてあるのが「月ぎめ駐車場」などなのですが、そこで一歩進んでカーシェアリングのステーションとして貸し出すというのも考える価値が出始めているのです。

カーシェアリングは拡大中のサービス

ではどうして考える価値があるのかというと、これはこのサービスが現在拡大中だからというのが最も大きな理由です。

各事業者は互いに競争しあいながら勢力を伸ばしていますが、しかしどのような業者も共通して「都市部以外が弱い」という弱点を持っています。
例えば住宅街などはステーションが配置しづらい場所となっているため、今一つ住宅街におけるステーション拡充は進んでいません。

そうした業者に対して「住宅街の土地が余っているので使いませんか」というオファーがあれば、それはもう飛びつかざるを得ない話です。
もし業者との話がまとまれば、駐車場として土地を貸す代金に利用者数に応じた報酬などが貰えますから、それなりの利益が見込めます。

もちろん住宅街に限らず余っている土地をステーションとして活用する地主は増えていますから、もし土地があるならば話を聞くだけでも意味があるでしょう。

まずは業者に相談するべき

とはいえ、カーシェアリングのサービスは展開に当たってリスクがあるのも事実です。
特に利用者数が見込めない地域にステーションを置いたところで、管理などのコストが増えるだけですから、業者によっては断る可能性も出てきます。

しかし先ほど触れたように、このカーシェアリングはまだまだ拡大中のサービスですから、今後状態が変わる可能性は十分あります。
ですからもし土地を持っていてその活用法を模索しているということであれば、一度話を聞いてみることをおすすめします。