カーシェアリングの車は掃除済み？乗った後の清掃マナーについて

メンバー登録した不特定多数の人が利用する、カーシェアリング。ハンドルを握る際、前の人がきれいに使ってくれたかは気になる所です。

掃除はどれほど行われていて、自分が返す時の清掃マナーはどう守れば良いのでしょうか。大切な車内の掃除について考えてみましょう。

カーシェアリングの車は常にきれいな状態？

多くのカーシェアリング運営会社は、定期的にスタッフを巡回させて車の掃除を行っています。運良くクリーニング直後の車に乗れれば快適ですが、毎回そうとは限りません。

前の人が車内で何か食べて、食べかすや油が残っていることも。そのようなケースに当たってしまったら、運営会社に報告したほうが良いでしょう。
自分が拭き取るなどフォローしても不十分だった場合、次に乗った人がクレームを入れて自分のせいにされてしまう可能性も考えられます。

車を共有している以上、誰が汚してもお互い様という考え方はあります。とはいえどの段階で汚れたのか、把握しておくのは大切です。
もちろん自分が車内汚してしまった時はきれいにして、次の人に渡すのがマナーといえます。

車内にお掃除セットがあれば活用しましょう

カーシェアリングを利用する際、ウエットティッシュなど簡単な掃除グッズを持ち歩く人もいます。これは良い心がけです。
また多くの運営会社では、車内にクリーナーや消臭スプレーなどをセットした箱を備えています。ステーションに車を返す直前はもちろん、ハンドルを握る前に気になる箇所があれば活用しましょう。

どのレベルまできれいにすれば良いかは個人の考え方もありますが、運転前の状態に戻すのが基本です。社内で飲食した場合はゴミを残さず、食べかすが残っていないか確認したいもの。
汗や匂いなどが気になれば、抗菌クリーナーやスプレーでお手入れすることをおすすめします。

気づかいもカーシェアリングの醍醐味

自分の部屋のようにカスタマイズできる「持ち車」と違い、カーシェアリングはレンタルスペースを使う感覚。
他の利用者や運営会社との信頼関係が前提で、車を共有しているという考えが大切になります。

次にハンドルを握る人が気持ちよく運転できるよう、ちょっとした気づかいを見せたいものです。
運営会社の中には「次の人が乗った瞬間の満足度」を評価に組み入れ、マナーが良かった人に追加ポイントを付与している所もあります。

こうした取り組みも含めてきれいに使う醍醐味が広まれば、カーシェアリングの価値はさらに高まるでしょう。